2013年10月24日木曜日

紅葉の時期にあわせ、施術所の待合室の額を『落ち葉』に変えてみました。

















作品に使っている落ち葉は、昨年万博記念公園で家族みんなで採取したものです。

今年の大阪の紅葉見ごろ予想は11月上旬~中旬となっています。
まだ紅葉は青葉のようです。
きれいな色に染まるのを観るのは、この時期の楽しみです。

2013年10月22日火曜日

休日に久しぶりにユーリー・ノルシュテインの「話の話」(1979)を観ました。
「話の話」は作家本人の経験や思い出に基づきつくられた長編アニメーション作品です。
ユーリー・ノルシュテインは、切り絵による繊細な表現で映像をつくりだしています。

日本でも2010年にロシア文化フェスティバル/ノルシュテイン展覧会がありましたが、こちらは会場が遠方だったこともあり、図録を購入しました。その図録中に

私は論理というものが苦手で、身のまわりの世界を自分自身に説明しなければならな い理由がわからないのです。実用的な言語は暗喩と比較すれば頼りないものです。日々親しんでいる日常の細々とした出来事を、首尾が一貫して調和のとれた手段で数えていけば、それはとりもなおさず暗喩、すなわちメタファーに形をかえるのです。
「話の話―ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」展覧会図録2010より 

という展覧会への本人の寄稿があります。まさに映像の詩人と呼ばれる所以です。

私にとってこの一文は、宮沢賢治の詩に対する主張を書いた「詩法メモ」中の

詩は裸身にて論理の至り得ぬ/堺を探り来る/そのこと決死のわざなり
イデオロギー下に詩をなすは/直観粗雑の論理に/屈したるなり
を連想させます。

この作品は、戦中から戦後を生きたノルシュテインの記憶や体験に基づくさまざまなエピソードを連ねたものですが、平安な日常のシーンや、その日常を揺らがす出来事の描写など、観るものを共感させる普遍的なテーマが描かれています。機会があれば是非観てください。

初めての投稿。

好んで読む施術関連の本の中に『The Selected Writings of Beril E. Arbuckle,D.O.』がある。その中に、「もし学生が、解剖学を十分に習得するよりも前に、臨床に着くことを許されるとしたら、彼は調整しようとする身体に関して不十分な知識が混じった状態で施術をすることになる」ということばがある。
自分にとっては、このことを常に肝に銘じて日々の勉強に取り組みたい。

2013年10月19日土曜日